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Past|横山大河〈沁み出す光〉

横山大河〈沁み出す光〉

2023年5月20日[土]―6月3日[土]

自分の身の回りにある何でも無い、でもどこか気になる風景を描いています。
どこが気になるのかは、その時によって違いますが、色だったり形だったり、自分のその時の気分だったりで、どこか引っかかるものがある時に描いてみたいとなります。
最初は素通りしていたけど、何度も見かけているうちに気になる風景に変わる時もあったり。

画材は色鉛筆を主に使っていて、鉛筆やペンを併用する事もあります。
1色ずつ重ねていきながら描いていくので、一つ作品を仕上げるのにとても時間がかかってしまうのですが、その間に生活の中でモチーフとなる風景を再び見て何かを感じたり、絵を描きながら様々な事を考えたり、そういう事が絵に影響を与えているように感じます。
その日の体調によっても重ねる線や色が違ってきます。

そうやって膨大な時間を絵の中に閉じ込めるように描いていく中で、ピカーッとはしていなくてもぼうっと微かに灯るような魅力が宿らないだろうか、何でもない風景が少し特別なものになりはしないだろうかという思いを持って、日々制作しています。

横山大河

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Donchi


Donchi〈A PAIR OF LOVERS〉

2月14日[火]―2月27日[月]
14:00-20:00

Close 2月20日[月]・2月21日[火]

作家在廊日 2月14日[火]

Printed Union
150-0001東京都渋谷区神宮前6-32-7近藤ビル1F

お互いの呪いを解き合いながら、わたしたちはこころの重さを思い出す。
悲しい時は悲しいと言い、寂しい時は寂しいと言い、嬉しい時は嬉しいと言う。
真っ赤な炎は徐々にともし火となり、わたしたちの足元を照らし出す。

Donchi

Donchi
2009年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、2015年にはアートプロジェクト「1 GRAPHIC A DAY」を始動。2016年アートブック「99 GRAPHICS」を発表し、2017年にはKREVA MV「嘘と煩悩」に99 GRAPHICSを提供する等のアートワークを行う。

〈過去の個展〉
2018 「地下備品倉庫」at ANAGRA
2018「I CAN’T STOP SMOKING CIGARETTES」at マキイマサルファインアーツ
2020「BOLD AS LOVE」at Printed Union。

〈グループ展〉
2018「WILD」at CALM & PUNK GALLERY
2021「TOKYO NIGHTS VOL.1」at Jinkinoko Gallery。

Donchi WEBSITE

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この度、Printed UnionではDonchi〈A PAIR OF LOVERS〉を開催致します。
2020年に開催した坂本真介「BOLD AS LOVE」に続き二度目となります。
Donchiとは坂本が幼少期から慣れ親しんだニックネームであり、2015年に彼が実践していたプロジェクト「1 GRAPHIC A DAY」の作家名でもあります。

今回の出展作品は、「1 GRAPHIC A DAY」を振り返るように、囚われることのない視覚表現への好奇心を原動力にアウトプットされています。
卓上の花瓶や食器の上の果物など、日常で誰しもが目にする風景の探求を通して描かれたフラットなイメージは、カラフルなパレットと輪郭を溶かすような手法によって生命が吹き込まれます。
制作は全てiPadによって行われ、イージーでありながらも詩情を感じさせる作風は、軽やかな楽観主義を伝えています。

プリント作品は、ジークレープリントという技法でアルシュ紙に出力し、額装されます。また今回は、スウェットやキャップ、キッズウェアなど、Donchiの作品を気軽にライフスタイルに取り入れられるように、アパレルグッズにも展開しています。

会期初日がバレンタインデーとなりますので、ぜひ大切な方と一緒に、または大切な方のことを想いながら、会場でご覧下さい。


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TSUCHIYA Miku

土屋未久〈Swimming in the crack of light 〉

Past|2022年12月3日[土]―12月17日[土]

何か、になることを想像しながら光の隙間を探す。
線を追って魚のように泳ぐ。
泳ぎ疲れて馬のように眠る。
目覚めるとまたヒトのように暮らす。

土屋未久

土屋未久(つちや・みく)
1991年愛知県生まれ。ペインター・イラストレーター。
頭の中で粘土のようにこねたモチーフたちを、自身の空間に配置し、絵に描きおこしている。絵を通して、自分も他者も見たことのない知らない場所へ連れていきたい。

2020年にPrinted Union にて開催した土屋未久〈丸めて 伸ばして 受容する〉では、作品の中に描かれる人物や動物は「知らない場所へ自分や他者を連れて行く」役割として存在していました。

近年、土屋さんの文章に「場」という言葉をよく見かけるようになり、今回の展覧会〈光の隙間を泳ぐ〉では、「靄がかる道を歩くような日々のなかで、光の隙間を見つけ何かに怯えることなく存在できる場を絵のなかにつくりだしたい。」と土屋さんは語ります。
それは、かつては箱庭のような絵画空間を描き出す「観察する視点」であったものが、やがて自らもその世界の内側に入り込み、自らを投影したモチーフがその場所に存在しているかのようです。

今回の作品群に見られる「くっつき、もたれ合うモチーフたち」は、サナギのメタモルフォーシスのように不確実な形態に自らと他者が成ってゆく、或いは石や木などの自然物や、魚や馬等の他の存在と混ざり合うことによってこの世界の均衡が保たれているようなイメージが立ち上がります。変化する事、それこそがこの絵画世界に埋め込まれた秩序なのかもしれません。

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Fund Dog RAKUEN

Past Exhibition

犬好きのアーティスト8名によるグループ展

〈狗楽園〉

2022年11月1日[火]ー11月13日[日]

アートの力で少しでも多くの保護犬に幸せになってほしいという願いで、この展示会を企画しました。

今回はこの企画に賛同していただいたアーティスト8名によるワンちゃんの作品とグッズを展示販売しております。
売り上げの20%は保護施設に寄付します。

TEIYU(本展企画)

参加作家

🐩TEIYU(本展企画)
@teiyusya
🐕Aikoberry
@aikoberry
🦮Wei hsuan
@weihsuan921
🐕‍🦺Wowwowwow
@wow_wowow
🐩時吉あきな
@akinatokiyoshi
🐕江頭誠
@makotoegashira_artwork
🐕‍🦺アレキサンダージュリアン
@alexander_jyulian
🦮Jiajia
@pangjiayu

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UMU

U M U 展

2022年10月16日[日]―10月23日[日]

あるところにコロナの時代に生まれた桃太郎がいました。イヌ、サル、キジを連れて仲良く誕生日パーティーを開催するようです。世界がコロナ禍だとしても、ポジティブに誕生のお祝いをしたかったのです。コロナという時代だったから生まれてきたことを考えてみたくなったのです。さてどんなパーティーになるのでしょうか。桃太郎たちが「うむ」作品をお楽しみに°˖✧⁽⁽◝(⁰▿⁰)◜◝(⁰▿⁰)◟₎₎✧˖°

?TEIYU[本展企画]
@teiyusya
? 林歪(Yiyu Lam)
@wanwanillus
?貝割れ太腿(Kaiware Futomomo)
@sawahiroyanagi
?福田とおる/福田トゥルー(Fukuda True)
@fukkura029

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SAKURAOKA

櫻岡〈Room〉
SAKURAOKA 〈Room〉

2022年1月25日[火]―1月31日[月]



櫻岡(さくらおか)
1991年生まれ 東京在住
ラフでじみじみした線が好き
Instagram▶ https://www.instagram.com/blues_illustration_/



10年程前に住んでいた小さなワンルームを、思い出す。
とりわけ、思い出に残るような部屋でもなかった(むしろ汚かった)はずだし、その後何回も引越しをしているのに、その部屋だけは自分の中にちゃんとある。
こうして昔を思い出して懐かしんだり、感情を揺すぶられたりするのもたまにはいいと思う。
年を重ねたことを実感する。
住む場所は変わっても大切に保管しておきたい。(櫻岡)



〈Room〉と名付けられた今回の展覧会では、約20点のペインティングが並びます。
部屋の中で浮遊する消化器やアイスクリームなど、海外の漫画を彷彿とさせるようなタッチで描かれたペインティングは、漫画の1コマのように何らかの連想作用が起こります。


――浮いた消化器は透明人間が運んでいるのか?!はたまた別の超常現象なのか……――
絵の中で描写された状況は、鑑賞者にその前後で巻き起こっている物語をイメージさせてくれるでしょう。
その他にも、別々の成り立ちで描かれた図像が同一平面上に構成されたり、ポスターのようにメッセージの添えられた作品では、形式を自由に横断するような面白味があります。
初個展となる櫻岡の独特な世界観を是非ご覧ください。


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HASUI Motohiko

蓮井元彦〈写真はこころ〉
HASUI Motohiko〈Photographs of the Heart〉

2021年12月3日[金]—12月19日[日]


蓮井元彦(はすい・もとひこ)は1983年、山形県生まれ。東京都出身。2003年渡英。Central Saint Martins College of Art and Designを経てLondon College of Communicationで写真を専攻後、2007年より東京を拠点に国内外の雑誌や広告で活動。主な写真集に「10FACES」 「10FACES 02」「Personal Matters」「Personal Matters Vol.2」「Yume wo Miru」がある。

写真はこころ

「お店の雰囲気が良いので写真を撮って良いですか?」と聞くと、「建築やっている方?」「写真です。」「いいわよ。」僕は何枚かの写真を撮った。

福岡に仕事で行った時の事だ。駅から今風の繁華街を抜け、裏路地を散策していると曲がり角を曲がったところにいかにも昭和喫茶という感じの喫茶店があった。テーブル席が十五席くらいとカウンターが十席くらいの店で、サラリーマン風の客が五名ほどランチを食べている様子だった。僕は珈琲を注文した。

喫茶店のおばちゃんは数十年、女手ひとつで店を切り盛りしてきたそうだ。 「取材とかも来るのよ。」と言いながら何冊かの雑誌を見せてくれた。「写真を撮られるのはあまり好きじゃない。だから大体は断っちゃうのだけどね。」と言った。

古びた店内はどこか懐かしく、作りの良いテーブルや椅子が使い込まれていた。

おばちゃんは店のことや街のこと、夫のことなどを話してくれた。僕は一通り店内の装飾や雰囲気を撮り終えると「今度はおばちゃんの写真を撮らせてください。」と頼んだ。照れ臭そうに「私はいいわよ。」と言って断ったが、何度かお願いをすると最終的にはお許しをいただけた。カウンターの前に立ってもらい撮り終えると、どことなく嬉しそうにしていた。

帰り際に「写真はカメラじゃない、こころよ。純粋なこころを忘れないで生きていってね。」と言った。おばちゃんの目は強くて優しかった。 いつまでも元気でいてほしいと思った。

店を出て川を渡ると小さな公園があった。僕は立ちどまって、さっきの喫茶店のことを考えた。

東京に帰ってもおばちゃんの言葉は僕の中に漂い続けた。 そして、それはずっと消えてしまうことはないだろう。

蓮井元彦

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HATTORI Kyohei


服部恭平〈Anytime!〉
HATTORI Kyohei

2021年6月23日[水]—7月4日[日]


服部恭平(はっとり・きょうへい)はフォトグラファーとして雑誌や広告を主軸に作品提供を行っています。2020年には写真集『KYOHEI HATTORI 2019-2020』を発表し、東京を拠点に活動する他、ファッションモデルとしてもKIDILLやBALMUNGをはじめとして国内外の様々なコレクションに参加しています。
主な個展に〈服部恭平 “KYOHEI HATTORI 2019-2020” 出版記念写真展〉(BOOKMARC, Tokyo, 2020)、〈everyday〉(OMOTESANDO ROCKET, Tokyo, 2019)等があります。

いつでも撮れる写真が一番自分らしくてグッとくる。
だからいつでも写真を撮るし、いつでも写真が撮れる生活を送りたい。
それに「いつでもいいよ」って言えちゃう人いいですよね。
(服部恭平)
Website▶ http://kyoheihattori.com/
Instagram▶ https://www.instagram.com/kyoheihattori/


服部が普段活動しているフォトグラファー/モデルという複数の属性は、カメラという一つの視点を通した時に発生する「内側」「外側」という二つの関係を軽やかに横断します。
とても無邪気に、日常的に、写真の内外を往復するその越境性は、服部独自の視点の発見に繋がっているのかもしれません。

〈Anytime!〉と名付けられた今回の展示では、2016年から2021年の間、世界が閉鎖的な状況に至るまでの過程で国内外で撮影された写真群が並びます。
作品の一つ一つは、人物のポートレートや、頭上に見える無骨な電柱の変圧器、あるいは植物図鑑的に撮影された溶けてゆく雪の塊など、いつかどこかで目にした事のある身近なモチーフです。
しかし、紙という支持体に留まらず様々な形態に定着したそれらの写真は、自宅のクローゼットの内側を彷彿とさせるような複数の身近な視点の関係性として空間に再構成されます。
「へたくそでいい写真」と服部が語るように、カメラを通して映る様々な世界を受け入れることにより、「内側」と「外側」で発見された重なりを、やがて「関わり」として新たに対照化させる試みとも見て取ることができます。

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WADA Yuta

ワダユウタ〈Daily waves〉
WADA Yuta


2020年11.24[火]—12.8[火]


ワダユウタは1984年神奈川県生まれ、2011年に東京芸術大学
美術学部彫刻科卒業後、壁面へのペインティングや3D出力の
彫刻など様々な方法で制作を行っています。
過去のグループ展には〈Morning Star #01〉(NANZUKA,
Tokyo, 2016)、〈THE WORLD IS NOT IN ISOLATION 〉
(Galerie Liusa Wang, Paris, 2015)等があり、国内外を問
わず精力的に活動しています。



日々、呼吸をする様に線を刻んでいる。
記憶の中で抽象化された日常のキラメキを
詩と呼ぶことが出来るのだろうか、
(ワダユウタ)
WADA Yuta Website▶ http://yutawada.com/
Instagram▶ https://www.instagram.com/_yutawada/


初期の作品に見られるスプレーと絵の具を用いたペインティ
ングだけではなく、〈Daily waves〉と名付けられた今回の展
覧会では「視覚効果」に着目しながら紙にペンのみで落とし
込まれてゆく作品が並びます。
幾何学構成とも見て取れるそれらは、コロナ禍の閉鎖的な状
況でワダ自身が観察した「朝日に照らされる芝生」や「太陽
光のプリズム」「揺らめく水面」等の「身近な景色」がモチ
ーフとされています。
「日常の現象をどのようにしてキャッチするか」とワダが語
るように、自然界の有機的な事象が濾過された作品群は、平
面の内側で立体的に揺らめく“風景画”と捉える事ができるの
ではないでしょうか。
鮮やかな色彩の中へ反射した絶景を、ぜひこの機会にご高覧
ください。

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SAKAMOTO Shinsuke

坂本真介〈BOLD AS LOVE〉
SAKAMOTO Shinsuke〈BOLD AS LOVE〉

2020.9.19–9.29

坂本真介(さかもと・しんすけ)は2009年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、2015年にはアートプロジェクト「1 GRAPHIC A DAY」(https://1graphicaday.tumblr.com/)を始動。2016年アートブック「99 GRAPHICS」を発表し、2017年にはKREVA MV「嘘と煩悩」に99 GRAPHICSを提供。現在は東京を拠点に活動しているペインターです。
過去の展覧会に〈地下備品倉庫〉2018|ANAGRA、〈I CAN’T STOP SMOKING CIGARETTES〉2018|マキイマサルファインアーツがある。


なにかの象徴や物語の表現ではなく、もっと凡庸で未知のもの。
僕の計画を超えて、新たな調和を感じさせるもの。
自然さや本来性を証明するのではなく、人工性という事実を反映したもの。
そんなイメージを描き出したい。(坂本真介)

坂本真介|Instagram ▶ https://www.instagram.com/shinsuke__sakamoto/

〈BOLD AS LOVE〉と名付けられた今回の展示では、豊かな色彩でつい触ってしまいたくなるようなペインティングが並びます。
それらの作品の多様性は、作家自身が自己批判的な視線でイメージとマテリアルの境界を往還した痕跡が具現化され、関心はさらに既存の価値観や記号的なイデオロギーからの脱却、開放されたイメージそのものの生成へと向けられて行きます。
坂本が「祝祭的なイメージ」と語るように、本展覧会では、カラフルでヴィヴィッドな作品群に宿る、骨太でありながら無垢で暖かなイメージの存在を発見してみて下さい。